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ミレーを鑑賞する旅appreciate the paintings of Millet

教会員有志が 山梨県立美術館 へ (2012年11月6日)

      (遅くなったアップですが、皆さんに素晴らしさをご報告いたします!)

「ミレーが見たい!」

ある姉妹(教会ではみな兄弟姉妹なのです)の何気ないひとことがそもそもの始まりです。
日を追って「わたくしも!」という方が次々増えました。
ついには写真にある通りの大勢になりました。
「どうして教会がミレーなの?」ですかって… そうですよね。
その訳を少しだけお話ししましょう。

 ジャン-フランソワ・ミレー(Jean-François Millet)
  ジャン=フランソワ・ミレーは、1814年にフランス西北部の
 グリュシー村で生まれました。
 小さい頃から絵を描くのが好きだったミレーは、パリの美術学校
 へ 通い、プロの画家になります。
 1849年には、パリから少し離れたバルビゾン村に移住。この村で
 最初に描いた大作が、 《種をまく人》でした。
 1875年に亡くなるまで、ミレーはバルビゾン村に住みつづけ、
 大地とともに生きる農民たちを、聖書的な思いを込めて描きました。

 フランスの首都から60kmほど離れたところに「フォンテーヌブローの森」という大きな森があります。 その森のまわりにある村のひとつがバルビゾン村です。
19世紀前半、この村にはミレーを含めてたくさんの 芸術家が集まっていました。
彼らは、この村の名前をとって「バルビゾン派」と呼ばれています。

山梨県立美術館

1978年開館
最初のコレクションであるミレーの《種をまく人》をはじめ、ミレーを中心としてバルビゾン派の作家、ヨーロッパの主要な風景画家の優れた作品を収集し、今や「ミレーの美術館」として広く親しまれています。
所蔵品の総点数は、現在、約1万点にも及びます。
2004年には、本館に加え新たに南館が開館し、2009年には常設展をリニューアルし、ミレーやバルビゾン派の作品を中心とした「ミレー館」がオープンしました。(美術館のホームページより)

山梨県立美術館にあるミレーの絵(一部)

 
      落ち穂拾い、夏             種を蒔く人

落ち穂拾い、夏
1853年作 縦38.3㎝ ×横29.3㎝
落穂拾いとは、収穫後の田畑に散らばる稲穂や穀物の茎穂を拾う作業。ミレーは、収穫期の刈り入れが終わった後の畑で落ち穂拾いをする貧しい人々に着眼した。(art-library.com)
ほぼ同じ構図のもう一枚の「落ち穂拾い」がパリ・オルセー美術館にあります。
「落ち穂拾い」については、聖書の「レビ記23章22節」「ルツ記2章2節」に出てきます。

  レビ記23:22
  畑から穀物を刈り取るときは、その畑の隅まで刈り尽くしてはならない。
  収穫後の落ち穂を拾い集めてはならない。貧しい者や寄留者のために残しておきなさい。
  わたしはあなたたちの神、主である。


  ルツ記2:2
  モアブの女ルツがナオミに、「畑に行ってみます。だれか厚意を示してくださる方の
  後ろで、落ち穂を拾わせてもらいます」と言うと、ナオミは、「わたしの娘よ、行って
  おいで」と言った。


種を蒔く人
1850年作 縦99.7㎝ ×横80.0㎝
代表作の一つ『種を蒔く人』は、岩波書店のマークになっています。
また、この絵は、ヨハネ福音書12:24を絵画化したとも言われています。

 ヨハネ福音書12:24
 一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。だが、死ねば、多くの実を結ぶ。
 (イエスの十字架上の死とそれによる私たちの救い)


『種を蒔く人』は、1977年にオークションで競り落とされ、山梨県立美術館に来ました。

参加した皆さんにツアーの感想を聞いてみました


今回のミレーツアー大変お世話になりました。
芸術鑑賞・散策・バスの中の合唱など盛りだくさんを満喫しました。
どれも一生の大事な思い出!
そんな旅行になったのも、皆さんの祈りと準備とハートがあったからこそと思います。

あのような天候にもかかわらず、帰って来ての充実感、そして何とも言え ない爽やかさが残り、参加して本当に良かった!と思います。

ドライバーさん、明るくて仕事熱心な添乗員さん、そして皆様のお祈りの おかげです。
備えて下さった神様に心から感謝します。

ありがとうございました。
いろんなことに興奮してしまいました。
また企画してどこかに行きたいですね。 お疲れさまでした。

朝早くからのバスツアーでしたが、気の置けない教会の皆さんとコンパクトなバスに乗りなごやかに一日過ごすことができました。
途中雨に遭いましたが、野外を歩かなければならない昇仙峡では降られず、秋の紅葉を堪能でき感謝です。主の御名を賛美申し上げます。
主目的の山梨県立美術館では、ガイドの婦人の説明を受けながらミレーを中心にプロバンス派の画家達の絵をじっくり鑑賞でき、幸せな時を過ごせました。
ミレーの「種を蒔く人」は2つあり1つはボストン美術館にあるとのことでしたが、パリ博覧会に出展されたものが当館のものらしいとのことで大変嬉しく思しました。
参観者も少なく火曜日のweekdayの選択は良かったと思います。 館外の庭に置かれた彫刻はロダンあり、マイヨールあり、ブリューゲルありで世界的に著名な彫刻家の力強い作品を見ることができ感謝です。もう少し時間があれば付属の庭園の散策ができたのですが残念でした。
昼食は洒落た館内レストランでとることができ、美味しくいただけました。
食後は昇仙峡見物でしたが、日本で1,2と言われる峡谷だけあって、日本画で見られるような独特の岩肌のそそり立った断崖に霧がかかり、紅葉が映えて見応えのあるものでした。滝も素晴らしいものでした。
帰りは皆さんとよく知られた日本の歌や参加者希望の賛美歌を歌いつつ、いつの聞にか港南台に着いていました。
参加者が声かけした知人の方々とも一緒になって楽しく歌えたこと、嬉しく思います。
バスガイド役のKGさんの娘さん、歌集作成および企画をされたKG姉ありがとうございました。疲れられたと思います。お二人に神様の恵みが豊かにありますように!
今後も年2回くらい春・秋で企画していただけるとありがたく思います。
大いなる感謝を込めて、ハレルヤ!

 
 美術館入口  昇仙峡にて
 
 美の共演三姉妹  昇仙峡にて



地図(美術館のホームページより転載)